作業をはじめる前に
滑りにくい履物、作業に適した服を着用してください。サンダルで操作したり、だぶついた服、タオル等を体につけた状態では、機械に巻き込むなど思わぬ事故を起こすことがあります。
作業前に点検を行い、耕うん機を常に良好な状態にしておいてください。主な点検箇所として@燃料 Aエンジンオイル量B耕うん爪のピンの締め付けCハンドル部分の締めつけ
点検作業、作業機(アタッチメント)の取り付けは、平坦で安全な場所で行ってください。
回転している耕うん爪に異物が当たると、異物が非常に強い力で飛び散る恐れがあります。作業前に畑から棒、大きな石、ガラスなどの異物、 長い草を取り除いてください。
作業中に
傾斜地での作業は、本機の落下や転倒などによる事故の恐れがあります。やむを得ず傾斜地で作業する場合は、必ず作業前に安全を確認し、十分注意して作業を行ってください。
畑への出入り、溝、畦の横断、軟弱地の通過などは、エンジン回転を下げ、低速で真っ直ぐに入ってください。
耕うん爪は鋭く尖っていて、高速で回転しています。エンジンが掛かっているときは、絶対に手や足を耕うん爪に近付けないで下さい。
野菜を育てる場合、タネを畑の土にじかにまく「じかまき栽培」と、ある程度苗を育ててから畑に植え替える「移植栽培」の2つの方法があります。
「じかまき栽培」に向いているのは、根菜、栽培期間の短い葉物野菜です。そのほかの野菜は、「じかまき栽培」「移植栽培」のどちらでもかまいませんが、「移植栽培」のほうが管理しやすいのでおすすめです
苗の植えかた
園芸店などで苗を購入する場合は、つぎのポイントを調べましょう。
@病気になったり、害虫被害を受けていないかA葉が厚く、色が濃いかB下の葉が黄色くなったり、枯れたりしていないかC張りのある子葉(双葉)がついているかD茎は、葉と葉の間が詰まって、がっちりしているか
Eトマト、ナス、ピーマンなどの場合、花芽がついているかFポットの下から、白い根が見えているか
植えつける苗の大きさは、それぞれの野菜によっておおよその基準があります。トマトやナス、ピーマンなどは、ひとつ目の花(第一花房)が咲いた頃。キャベツやブロッコリーなどは、本葉が5〜6枚程度開いたころが適しています。
購入した苗が、植えつけに適した大きさに達していない場合は、ひと回り大きなポットに根鉢をくずさずに植え替えて、適した大きさになるまで育ててから、畑に植えつけます。
作業が終わったら
停止直後のエンジンとマフラーは、非常に熱くなっています。手で触れたり、ポリタンク等の高温で溶ける物をのせないでください。
次の作業のために、耕うん機の点検、整備、清掃を行ってください。
保管時は、エンジンの上に物をのせないでください。